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乳がん体験記⑪手術前の受診

2017/07/13




入院1週間前に、外来受診

入院を1週間後に控えたある日、手術のくわしい説明を聞くため外来を受診しました。

全摘手術すること、気持ちは変わらないですか?予定通り行って大丈夫ですか?

先生は優しい声で、やわらか~に話す方で、えばった感じがまったくなく、とてもナイスガイ。初めての受診のときにはなんか頼りなさそうだなーと思いましたが、今では先生に会うと少し癒されるわたしです。

「はい、予定通りお願いします」思いっきり、すぱーっと切りやがれぃ!腹はくくっています。

手術の説明

先生から、全部で11ページの説明書を渡され、一つずつ説明を聞きます。

valelopardo / Pixabay

valelopardo / Pixabay

 

「左乳病に腫瘍性病変があります。腋窩リンパ節への転移は疑われていません。他の臓器への転移は疑われていません。また、ホルモン陽性、HER2陰性だということが分かっています」

乳房切除術(全摘)と、部分切除術についての説明もありました。部分切除術でも全摘と同じような治療成績(生存率)があること、でも術後に放射線療法を追加しても温存した乳房に再発する危険性をゼロにすることはできない。その確率は10年で5~10%くらい。肺や骨など、他の臓器への遠隔転移は手術法で差はないということでした。

センチネルリンパ生検

乳がんは乳房だけでなく、わきの下のリンパ節に転移することがあります。乳がんの手術をする際は、リンパ節に転移があるかどうかを調べ、あればリンパ節を摘出しなければなりません。




センチネルリンパ節は、乳房からのリンパが最初に流れ着くリンパ節のことで、乳がんではわきの下に1~2個のセンチネルリンパ節があるります。その最初にたどり着くセンチネルリンパ節に転移がなければ、それ以外のリンパ節に転移はないと考えられるわけです。

わたしは触診やエコー、CTなどではリンパ節転移はないだろうといわれたので、手術中にこのセンチネルリンパ節を調べ、万一転移していれば、リンパ節も摘出することになります。

この病院で行われたセンチネルリンパ生検で、正診率(腋窩リンパ節転移の診断がどのくらい性格だったか)は95%だそうです。ということは、5%は転移を発見できないということです。が、ここは95%にかけるしかありません。

センチネルリンパ生検は、センチネルリンパ節を見つけるために、手術の前日におっぱいに注射をします。

手術時間や術後のこと

手術時間は約2時間くらいだそうです。予想される出血量は200㏄くらい、と言われても多いのか少ないのかよく分かりません。先生曰く、そんなに出血しませんよ。

入院期間は約10日くらい。手術後、浸み出してくるリンパ液などを体外に出すドレーン(管)を入れるそうですが、いまいちピンときません。ま、やってみたら分かるさ。

手術後は痛み止めの座薬や飲み薬ですむくらいの痛みだとか。痛みやしびれ、つっぱりがある、順次リハビリをする。

切除したがんの腫瘍やリンパ節は、顕微鏡検査をして病気の進行の程度を調べます。調べるのは、乳がん細胞の悪性度、ホルモン受容体の有無、HER2たんぱくの有無、リンパ節転移の有無などで、これがいわゆる、「がんの顔つき」とか「がんの性格」とかいうもの。切除したものをきちんと調べてから、その後の治療方針が決まります。

高額療養費制度を利用する

費用は10日間入院した場合、医療保険が適用される医療費は総額65万円程度、3割負担で20万円程度になるそう。これについては、だんな様の会社に連絡し「健康保険限度額適用認定証」を申請しました。「高額療養費制度」というやつです。

この認定証があると、入院費など高額な医療費を支払う場合、月単位の上限額(収入によって額は違う)を支払えばよくなります。

制度については、病院の医事課などで詳しく説明が受けられます。健康保険組合に直接問い合わせてもいいと思います。

わたしは研究対象

ここは大学病院。手術で摘出されたものの一部はこの大学病院の研究に使われます。どうぞ、どうぞ。わたしのがん、将来の治療のためにぜひ役立ててください。

そして、説明書の最後には、「遠慮なく質問してください」とありました。

「治療の目的でもっとも大切なのは、あなたの命を守ることですが、それに加えて治療中、治療後のQOLも重視し、あなた自身の希望にも配慮しながら、よりよい治療法を選択することが大切です。……一旦治療に同意された後でも、あなたの希望によりいつでも治療を中止することができますのでお申し出ください」

そうですね。大切なのはわたしの命。そしてこれまでと変わらない生活が送れること。困ったこと、分からないことがあれば、聞きますから。頼んだよ、先生。

看護師さんからの入院の説明

先生と、では手術よろしくお願いしますと、あいさつし、次は看護師さんから入院の説明を受けます。

入院するのは手術の前日です。手術前日に、センチネルリンパ節政権の注射と撮影があります。手術時間は手術前日にならないと分からないそう。家族には前日に連絡するしかありません。ここまで一度も家族同伴で受診せずに来ていますが、さすがに手術当日は来てもらわないといけません。

その他持ち物や食事、面会などについて説明を受けました。先生の説明書によると10日間くらいとありましたが、実際には1週間くらいじゃないか、ということでした。

さあ、手術が近づいてきました。

体調に気を付けて、元気に入院しよー(^-^;




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