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乳がん体験記⑮いざ手術室へ

2017/07/13




手術当日の朝

入院1日目の夜は、思いのほかよく眠れました。心配で眠れないかと思ったのですが、そうでもなかったところを見ると、結構肝がすわってるのかしら。

朝はいつもと同じように5時半ごろ目が覚めました。6時までは水分を摂っていいといわれていたので、6時少し前に最後のお水を飲みました。

8時ごろ、だんな様到着。子どもたちを学校へ送り出してから来てくれました。今日は1日会社を休んでくれたようです。

同じころ看護師さんが着圧ソックスを持ってきました。手術中に脚に血栓ができるのを防ぐために履きます。医療用の着圧ソックスだから、色は白。外国製のものみたい、きつすぎず、痛くもなくなかなかの履き心地です。モノはよさそうなので、家でもむくみ防止に使えそうです。うふふ。

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手術着に着替え、持って来ていたT字帯に履き替えて行くと言われましたが、悩みました。1か月ほど前から出血が続いているから。不正出血とかではなくて、ものすごく量の少ない生理の出血だとは思うのですが、T字帯に血が付いたらいやだから…。看護師さんに相談してみると、T字帯は持って行くことにして、普通の下着を履いたまま行ってもいいということだったので、下着のまま行くことにしました。

でもでも、これが後々よく考えてみると、手術室で麻酔で眠っているときにパンツ脱がされてT字帯つけられたってこと。ちょー恥ずかしいではないか…(;゚Д゚)。まあ、手術室であられもない格好になって、おしっこ取る管を入れられるんだから、恥ずかしいも何もないけれど、何となくね…。手術室からT字帯のほうがよかったかも…ま、後の祭りですけどね。

手術室へ

時間になり、手術室担当の看護婦さんとだんな様と一緒に、歩いて手術室に向かいました。それまで通ったことのない病棟から手術室に通じる道です。ここを通るのは、もうこれで最後にしたいな。

手術室の入口で名前や生年月日を確認します。わたしの前にもう一人患者さんがいます。中学生くらいの女の子。何の手術かな。わたしもあのくらいのとき虫垂炎の手術したな。お互い、がんばろうね。

奥に執刀医であるわたしの主治医先生も顔を出しています。紫の手術着、かっこいいねー。だんな様が先生に会うのは初めてだよね。あの人が、わたしのおっぱい切るのよ。

「じゃ、がんばってね」と握手し、だんな様とはここでバイバイ。がんばって~!と叫びながらいつまでも両手を振るだんな様。ありがとう。いつも一緒にいてくれて。わたしががんになって、いろいろ心配事が増えてしまってごめんね。でも、明るく振舞ってくれて落ち込まなかったよ。がんばってくるよー!




 

先生に「よろしくお願いします」と言うと、「心配しないでくださいね、すぐに終わりますからね」と頼もしい返事。決してえばらず、言葉は少ないけれど優しい先生です。

そこで一瞬、もしわたしが温存したいと言っていたらどうなっただろうかと考えてしまいました。今更しょうがないけれど。わたしは残したかったのか?残したい気持ちが1%もなかったといったらうそになります。でも、自分で決めたこと。後悔はしたくありません。

手術室へ入ると、先生や看護師さんのほかに、麻酔科の先生や、放射線技師や臨床工学士といった人たちがずらり。切り取ったセンチさんをその場で検査する人もいるのかな。とにかく、この10人近い人たちの前で、わたしは胸をさらけ出し、これからそれを切り取るのです。あらま恐ろしや。

もう逃げられないので、しょうがなく冷たいベッドの上に寝ます。心電図や血圧計を付け、全身麻酔です。え、もうやるの?そうね、裸にされるのは、麻酔が効いてるときがいいわ(ーー;)

「ゆっくり呼吸しながら数数えてくださいね~」と麻酔科のかわいい女医さん。マスクを顔に当てて…

い~ち。に~。さ~………。

あっという間に落ちました。それも、とっても気持ちよく。寝ないぞ~寝ないぞ~と思っていたけれど、3秒ももたず。

おやすみなさ~い(-_-)zzz




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